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加藤 久; 佐藤 彰; 木暮 広人; 和田 延夫
JAERI-M 85-011, 15 Pages, 1985/02
非破壊検査用Ir線源の小型化のため数種のターゲットによる中性子自己遮断効果を検討し、組み立て線源に適当な直径1.6mm、厚さ0.4mmのターゲットを選定した。試験照射の結果、このターゲットによる組み立て線源はJMTRによって1単位当たり3個で10Ci以上が確保でき、また1単位当たり5個までの個数の調整によって必要な放射能が確保できる。組み立て線源によるラジオグラフのコントラスト、透温度計識別度及び不鮮籖度の測定を行った。この結果組み立てIr線源の形状差による影響は認められなかった。以上から組み立てIr線源は非破壊検査用線源そしての適用性を備えるとともに、安定供給面への寄与が期待できることが判明した。
近藤 育朗; 瀬崎 勝二; 桜井 文雄
JAERI-M 6550, 22 Pages, 1976/05
JMTRに於て、箔放射化法による中性子スペクトルの測定を行なった。特に、0.1~1MeVエネルギレンジの中性子束の寄与を評価することを目的として、Ag(n,n')Ag反応を導入した。速中性子モニタをしてはInを、低エネルギ側には3種類の共鳴検出器を用いた。スペクトルの導出にはSANSIIコードを用いたが、それに必要な初期スペクトルとしては1次元SNコードANISNによる計算値を用いた。Ag箔の導入に当ってはENDEF/B-IVのAg(n,n')反応に関する励起関数を基にして編集を行い、Ag(n,n')Ag反応の断面積ファイルを作成してSANDII断面積ライブラリに加えた。SANDIIを2回ランさせることにより、無理のないスペクトルは得られると同時に、Ag箔の実用比の見通しが得られた。